攻略‐ライントレード- その4
こんばんは、けろしんです。
ついに今回でライントレードも4回目の記事となりました。
この4回目が非常に大切な話なのでしっかり吸収してもらえたらなと思います。
▼よければクリックお願いします
ビルドアップに関して
今回は前記事の最後にも触れた「ビルドアップ」についてお話いたします。
この要素を頭にとどめておくだけで相場の騙しに引っかかりにくくなり、的確にレンジブレイクを狙っていくことができます。
ビルドアップとは簡単にいうと、相場に圧力がたまっている状態のことです。
似たようなもので例えるとバネのようなものです。
バネは押せば押すほど凝縮し、もとに戻ろうとする力が蓄えられていきます。
物理の話を出せば弾性力というやつですが、相場のビルドアップはそのような状態を指します。
実際にローソク足そのものも周りの足から比べて動きの小さな足になっていることがほとんどです。
ローソク足が小さくなる原因は主に2つ存在します。
1つは為替の注文がかなり少ない時です。要は早朝や深夜など通貨の売買ほとんど時間帯は注文が入らないので自然と相場は動かなくなります。
2つ目は注文がひっきりなしに入っているにもかかわらず相場が動かないケースです。これは買いの注文と売りの注文がほぼ同等数入ってきていることを示します。
一定数相場が動く時間帯にもかかわらず、ローソク足が小さく動きが乏しく見えるときは価格が均衡状態にあることを示しています。
この場合はどちらかの均衡が破れたタイミングで大きく価格が動くことが多くなります。
ビルドアップとは後者の原因によって小さな足となっています。
それがレンジの高値圏でもし起こっていたならば、その時の相場はこのレンジを上に抜けると思っている勢力と、逆に反発してレンジが続くと思っている勢力が均衡状態にあることを示唆しています。
それだけ注文も多く入ってきているので力がたまるわけです。
さらに、仮にレンジを抜けた場合は反発すると思っていた勢力が一気に抜けていくので相場の動きも一気に加速するわけです。
もちろんビルドアップがあるから確実にレンジブレイクが起こるわけではありませんが、ブレイクする可能性があると心に留めておくだけで大きな差が出ると感じています。
これらをまとめると、一般的に相場の流れは、
トレンド→レンジ→ビルドアップ→トレンド
といったサイクルで循環しているといってもよいかもしれません。
文字ばかりでもなかなか難しいので、次は実際のチャートを使って説明しましょう。
ビルドアップとレンジブレイク
前項で説明しましたビルドアップの話を念頭において見ていきましょう。
今回まず見ていただくチャートは前回までの記事で使っていないものなので初見のチャートです。
最初にレンジのブロックとビルドアップのブロックを描画したものをお見せいたします。
このチャートの赤いラインで囲った部分がレンジです。
これは前回の記事でもご紹介しました。
そして、このレンジの右上にある青ラインで囲った部分がビルドアップです。
赤いレンジ枠はチャートの上下半分以上を占めるほどに大きく動いています。
しかしながら枠の右上に青枠で囲った小さなブロックができているのがわかるでしょうか。
値動きの大きさもそれまでのローソク足に比べて短くなっています。要するに力が溜まってきています。
レンジ相場であるので基本的には反発した後レンジの下限まで下がってくるのが一般的です。
しかし、今回の場合はレンジの上限付近でブロック(ビルドアップ)を形成しました。
これは確実にレンジ上限をブレイクする圧力が上がってきていることを示しています。
さらに、今回の場合一つ目のビルドアップのあとその少し上でもう一つビルドアップが形成されました。
完璧な上昇圧力形成です。ここまでくればあとはブレイクするのを待つのみです。
実際そのあとすぐにブレイクし大きく価格が上昇していきました。
このように、レンジの中でバネが縮むかのように力が溜まり、レンジをブレイクするときにその溜まった力が解放されるというわけです。
では、このチャートのほかの部分はどうなのかもう少し見ていきましょう。
レンジブレイク失敗例
先ほど実際にレンジブレイクするまでの流れを直近のビルドアップからご説明いたしました。
次は同じ部分のチャートでブレイク失敗した部分を取り上げてみます。
赤色のレンジ枠は同じものですが、着目してもらいたい部分に青丸を描画しました。
実はこの青丸の部分は直近の高値を抜き、レンジ枠をブレイクまがいな動きを見せました。
しかしながら実際はブレイクしておらず一瞬にしてローソク足はレンジ内に戻ってきています。
これがよく言われる「ダマシのブレイク」です。
ここでレンジブレイクしてと思って一気に価格が相場が上昇すると踏んでしまっては確実に負けてしまいます。
レンジブレイクした時と決定的に違うことは「ビルドアップがない」ということにつきます。
ビルドアップがないのでレンジをブレイクする力がないために勢い余ってレンジの外に少し出てしまっても急速に勢いを失って価格が戻ってくるのです。
今回の場合だと一切力が溜まる余地もなくレンジ下限から一気に上昇してきているのでこの上昇ですべての上昇力を使い切ってしまったわけです。
次はビルドアップができてはいたがレンジブレイクには至らなかった部分を見てみましょう。
同じチャートを表示しておりますが、この青枠の部分がビルドアップになっていたことに気づいたでしょうか。
これは下方向にブレイクする圧力形成を示唆するビルドアップです。
しかしながらこのビルドアップの下限を超えることなくきれいに反転してしまっています。
このようにビルドアップがあっても必ずしもブレイクが起こるわけではありません。
ブレイクが失敗したらまた頭の中をまっさらな状態に戻しましょう。
※※※
過去にこの説明をした方はRPGゲームみたいだと仰っていました。
レンジブレイクラインがボスでそれを倒すためにはレベル上げが必要です。
そのレベル上げがビルドアップということです。
レンジで反発してしまった場合はボス戦に負けたということで再度レベル上げが必要といこと。
レンジブレイクはボス戦に勝ったということです。
このように例えていました。
理にかなっていますね(笑)
わかりにくい方はこのようにほかのものに置き換えて考えるといいと思います。
※※※
今回はライントレードで非常に重要な「ビルドアップ」の概念をご説明しました。
ここまですべてものにできればコンスタントにライントレードができると思います。
次回はここからさらに補足事項を加えていきたいと思います。
こうした相場の読み方や攻略法、さらにはシグナルツールを応用した効率の方法など様々な観点からマンツーマンでレクチャーをさせていただくレクチャ生を募集しております。
レクチャー生には独自のバイナリー攻略マニュアルとシグナルツールをセットでお渡ししております。
詳しくは、以下のLINEもしくはお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております。
LINE: line://ti/p/@hga6357g